茶山台3丁西部自治会Web

まちの行事や役立つ情報などを掲載していきます。

所信表明(自治会改革提言)2023年4月9日

2023年4月9日 第49回定期総会にて新年度会長に就任しました西山和良による、所信表明及び自治会改革提言の内容を公開します。

スライドは全7ページです。

 1  支えあい暮らす笑顔のまちに
 2  茶山台3丁西部の魅力
 3  目指すまちづくり・ビジョン
 4  課題も山積・・
 5  自治会改革待ったなし
 6  自治会は生まれかわる!
 7  実現のための熱意の結集

 

説明(スピーカーノート)は、下記にも記載しました。

 

 

◆スライド 1


この度、会長に任命されました 西山 和良 です。

就任にあたりこの先目指すまちづくり、自治会運営に関する課題と対策について提言をさせて頂きたいと思います。

◆スライド 2


私が茶山台に引っ越ししてきたのは僅か2年前ですが、2丁の丘の上の団地に妻の実家があり、結婚を機にこの茶山台という町を知り、ここに一目惚れしてしまいました。

人と緑が豊かなこの町の魅力はこのページでは書ききれませんし、新入りの私がこの素晴らしい町を築いてこられた先輩方を前に、もう言うまでもないでしょう。

何年も探してやっと土地を買い、家を建て、ついに念願叶ってここに移り住むことができました。

2年経ちましたが、DIYでの内装や外構はいまだ絶賛工事中で、家族はあきれ、ご近所さんからの苦情がいつ来るかとソワソワしている毎日でもあります。

そんな惚れ込んだこの町を、さらに住みよいものにしていくことに自分が関わる事が出来るなら、こんな素晴らしいことはないと思っています。(さらに家の工事が遅れる…)

◆スライド 3


さて、住みよい町とは、いったいどんな町なんでしょうか。
茶山台3丁西部は、この先どんなまちづくりを目指せば良いでしょうか。
これは、具体的に文字にして表して、皆で共有する事が大切だと思いました。
考えつくまま、書き連ねてみましょう。

「子どもからお年寄りまで、日ごろからの親睦と交流を通じて連帯感を高め、町の課題にみんなで向き合い協力して解決し、誰一人残すことなく、ふれあいのある豊かで快適な町。」

そんなまちづくりを目指したいなと考えました。

◆スライド 4


では、現状はどうでしょうか。

まちびらきから50年を過ぎ、高齢化率が堺市で最も高い南区では、ニュータウンがもはやオールドタウンと揶揄される始末です。

古い家が建て替わり、そこに住み移ってきた若い世帯は少子化、核家族化、共働きでの子育てで多忙のなか、地域の活動に関わる余裕などなく、これが自治会への無関心さ、入会率の低下につながっています。

役員のなり手不足も深刻です。
負担ばかり大きく、やりがいを見いだせない役職選びは、輪番でくじ引きです。
3役など引き当ててしまおうものなら、
「えらいこっちゃ~! こんなことなら、もうわたしゃ自治会辞めさせてもらいますわ~!」 ってな気持ちにさえなってしまっています。
そんな気持ちのまましょい込んだ役職で、魅力ある活動・行事や、住みよい町づくりが進められるでしょうか。
とりあえず最低限、去年までと同じ行事をひたすらこなして、そこで気付く数々の疑問や葛藤を押し殺したまま、任期が終了するまでの1年間ひたすら耐え忍ぶのみです。

どうしてこんな事になったのでしょうか。
すべては社会と、そしてライフタイルの大きな変化によるものですが、その変化に、硬直化した組織運営ではもはや対応が出来ないと言う事ではないでしょうか。

◆スライド 5


では、どうすれば自治会組織が柔軟になり、変化に対応でき、課題が解決していくのでしょうか。

それには、自治会組織の大胆な改革が避けられません。

何のための、誰のための組織と活動なのか、その為にはどんな役割が必要なのか、その事を改めて考え直し、恒例化した活動行事をゼロベースで見直し、自治会として有益で、自治会にしか出来ない活動や行事に特化する事で、運営の負担軽減と自治会の価値向上を両立させます。

役員選任においては、これまでの輪番制やくじ引きと言う受動的な任命をやめ、徹底したICT活用(ICTとはパソコン、スマホ、ネットの事で簡単に言うとデジタル化)での運営効率化と、活動行事の選択による負担軽減を図る事で、役員業務の魅力をUPし、熱意を持った立候補者を募ります。

活動内容が変わるなら、それに応じて役員構成も変えるべきです。
広報や顧問の新設、行事毎のサポーターの募集など、役員構成の柔軟な対応が必要です。

若年層の取り込みは絶対条件です。
これに対する答えは、やはり ICT活用です。
役員や班長間ではデジタル情報共有とミーティングのオンライン化などを進め、時間と場所にとらわれない運営を可能にします。

若年世帯や未加入世代向けには、回覧ではなく、LINEやホームページで新鮮で有益な情報を発信し、地域の話題と自治会活動への関心を引きます。
また、これらのツールは双方向の情報交換も可能な為、会員や非会員との距離感を縮めることができます。

昨年、3丁西部の子ども会「つくし子ども会」は大きな改革を断行しました。
年会費の廃止、対象者を 0才~中学生までと門戸を広げ、一気に参加者の拡大を狙います。
自治会にまったく無関心だった若い親でも、子どもが家の外で遊びだすと、急にコミュニティーを求め始めるものです。
そこでハードルを低くした子ども会に参加してもらい、そのうち楽しい運営にも関わってもらえれば、それはすでに自治会の有力な担い手であるはずです。

老人会「はるかぜさん」と子ども会の合同イベントも行い、世代を超えたつながりを作ると同時に楽しみを増やしてもらい、高齢が理由による退会を踏みとどまってもらえるようにします。
高齢者を支えるはずの自治会から、高齢を理由にした退会があってはならないはずなのです。

◆スライド 6

まとめると
これからの自治会は 役員の負担が減り、仕事の魅力がUPします。
その結果、自治会活動がより有益なものとなり、自治会員のメリットも増えます。
それは、
・自治会の加入率の向上、
・行事の魅力の向上、
・まちの魅力の向上につながり、
最後に、役員や会員すべて、ここに住まわれている人たちすべての幸福度UPに繋がるはずです!

◆スライド 7


この改革を成功させるためには何が必要でしょうか。
改革には、決して小さくはない痛みも伴うものです。
さまざまな障壁も立ちはだかるでしょう。
それを乗り越えるのは、理想の実現への大きな熱意と地道な努力しかありません。
出来る事なら、強力なリーダーシップで皆さんを引っ張って行きたいところですが、なにぶん全てにおいて力不足な新会長です。
そこで、今日お集りの新旧役員の皆さまと、このまちのすべての皆様のご協力をお願いして、私からの提言とさせて頂きます。